この記事では、プログラミング言語の種類と特徴について、小学生にもわかりやすくまとめています。
プログラミング学習を始めようという時、まずどのプログラミング言語を選ぶのが最適なんでしょうか?
人気だからといって手を出して、難しすぎて挫折する…というのは避けたいですよね。
プログラミング言語にもいろいろあり、自分のやりたい事や目的に向いたものを選んで学んでいくのが普通です。
というわけで今回は、プログラミング言語選びが楽になる情報を書いていきます。
プログラミングを学びたいけど何から始めたらいいか迷っているときは、これを読んで参考にしてみてください^^
プログラミング言語とは?小学生向けの優しい解説!
コンピューターの言葉っていう感じ?
コンピューターに何かしてもらいたい時、人間の言葉で命じてもわかってもらえません。
コンピューターは0と1の連なりでできた「機械語」というものしか理解できません。
人間には機械語は扱いづらいので、もっとイメージしやすい形で表現するため作られたのが「プログラミング言語」です。
プログラミング言語は人間にも扱えて、後でコンピューターも理解できる言語ということです。
プログラミング言語で書かれたものをソースコード、またはコードと呼びます。
プログラミング言語を書けるようになれば、スマホアプリやゲームを作れたり、人工知能のシステムを作れたりします。
次はプログラミング言語の種類について紹介していきます。
プログラミング言語の種類って?まずはザッと7つ紹介!
現在、プログラミング言語は200種類以上あると言われています。
何から始めればいいかわからないわ。
1つのプログラミング言語を覚えたからといって、すべてができるものではありません。
特定の何かを作るためだけに作られたようなプログラミング言語もあります。
なので、自分がやりたいことをちゃんと決めてから、それに合った言語を学んでいく方法が効率的です。
例えばWeb製作ならHTML、JavaScript、PHPが向いています。
スマホアプリの開発なら、iOS(iPhoneアプリで使われるシステム)はSwift、Androidの場合はJavaが主流です。
ゲーム開発は簡単なものならJavaScript、本格的なものならC言語がオススメです。
プログラミング言語の特徴は?定番7つを詳しく紹介!
ある程度定番は決まっているから、そこから選んで始めるのがオススメだよ。
上に紹介したものも含めて、プログラミング言語の有名どころの特徴などを説明していきます。
子供の教育用にも大人気のプログラミング言語
Python(パイソン)は世界的に人気のプログラミング言語です。
英国のコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」にちなんでつけられました。
海外で人気のある言語でしたが、最近日本でも急激に知名度が上がっています。
初心者でパイソンから学習を始める場合も多い、定番言語です。
特徴は、
- 幅広い用途で使えて、特に人工知能(AI)の分野に強い
- コードが単純で短く、書いたり読んだりしやすい
というところです。
シンプルでわかりやすいため、子どものプログラミング教育用の言語としても需要が増えています。
ウェブサイトを華やかにする言語
JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webブラウザに動きをつけるために開発されたプログラミング言語です。
全世界で使われているプログラミング言語ランキングで6年連続1位に輝く超有名言語でもあります。
動きがある、見栄えのいいサイトにすることができるので、現在のWebサイトにはほとんどJavaScriptが使われています。
写真がスライドしてきたり、ボタンがプルプル揺れるなど、動きがあるサイトはユーザーにインパクトを与えることができます。
下に紹介するプログラミング言語「HTML」に組み合わせて使われるのが一般的です。
JavaScriptの特徴は、
- 動きのあるウェブサイトを作ることができる
- web系以外にも色々な使い方ができる
もうひとつ、下に紹介する「Java」というプログラミング言語とは、名前が似ていますが全く違うものです。
インタラクティブなサイトが作れる世界中で大人気の言語
PHP(ピーエイチピー)は、JavaScriptと同じくWebサイトに動きをつけるのに特化した言語です。
PHPとは、Personal HomePageの略です。
ソースコードをHTMLの中に埋め込んでインタラクティブなサイトにすることができます。
こっちの操作に対して反応が返ってくる、お互いに「やり取り」できるってことだよ。
例えばサイト内の特定の場所をクリックしたり、アンケートのチェック欄にチェックを入れたり、画像を読み込んだりした時などに、動きを追加されるような仕様のことです。
PHPの特徴は、
- ウェブサイトやアプリ開発に向いている
- ソースコードがわかりやすく、直感的にでも扱える
という点です。
使用している人が多いので、疑問点があっても検索すればたくさん解決策が出てくるのも魅力です。
初心者でもとっつきやすいとされていますが、複雑な応用も利く奥の深い言語です。
日本発のストレスフリーな言語
Ruby (ルビー)は日本人のまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語です。
「書くのが楽しい」がキャッチフレーズです。
特徴は、
- Web系に主に使える
- 書き方に自由度が高い反面、書いた本人以外にわかりづらい
ということです。
Rubyは「スクリプト言語」と呼ばれる、書いてコンピューターに実行してもらうまでが簡単な言語でもあります。
2005年に「Ruby on Rails」というフレームワーク(プログラムの雛型)ができて以来、メジャーな言語になっています。
どこでも動く汎用性の高いプログラミング言語
Java(ジャバ)はサン・マイクロシステムズ(現Oracle)によって95年に開発が公表された歴史あるプログラミング言語です。
普及率が圧倒的に高く、2019年の人気プログラミング言語第2位でもありますが、学習は難解で初心者向けではありません。
「一度書けば、どこでも動く」というキャッチフレーズの通り、様々な分野に応用が利くのが魅力です。
Javaには、
- Web系だけでなく、オールマイティーに使用できる
- 学習は難しいけど情報や参考書が豊富
という特徴があります。
「Java仮想マシン」というプログラムを使えば、異なった環境でもそのまま実行することができます。
入門中の入門!な歴史ある言語
C言語(シーげんご)はプログラミング言語の入門編として広く知られる言語です。
単にCとも呼ばれます。
元々はUNIX(ユニックス)というOSを開発する際に生まれたもので、歴史の長い言語です。
C言語にはC++(シープラスプラス)、C#(シーシャープ)などの派生系があり、どちらもとてもメジャーです。
特徴は、
- 書く時の自由度が高く、様々なものが作れる
- 書いてから実行するまでの手順が複雑
というもので、こちらも現在は初心者にはハードルが高いとされます。
Webサイトを作るなら必須な言語
HTML(エイチティーエムエル)はWebページを作成するための言語です。
HyperText Markup Languageの略で、正確にはプログラミング言語ではなく、「マークアップ言語」と呼ばれるものです。
マークアップ言語とは「文章の構造を表すもの」で、プログラミング言語と違ってデータを処理したり計算することはできません。
それでもHTMLはWeb系に特化したプログラミング言語と密接につながっているので、土台として必要な知識になります。
特徴は、
- コードが単純で読み書きしやすい
- Webサイトの制作には必須
という点です。
HTMLは他のプログラミング言語と共通の部分も多いので、その後のプログラミング学習にも多いに役立ちます。
小学生でもわかる基本のプログラミング言語のまとめ
今回は、プログラミング言語の種類と特徴について、小学生にもわかりやすくまとめていきました。
作られた経緯と特徴を知れば、自分のやりたいことに向いているのはどのプログラミング言語かがわかります。
この記事を参考にして、目的に合ったプログラミング言語を始めてみて下さい。